担当者の役割とは?
担当者には次のような役割があります。
1.社員、経営者層との橋渡し
2.課題発見、取り組みの計画、評価改善
3.健康経営に必要な知識習得
この3つが基本的な役割になります。
特に、社員と経営者層との橋渡しは
重要な役割です。
社員の悩みや課題をまとめて
経営者層に伝えていく。
その内容によって、
どんな取り組みをするのかを
決定していく。
という流れになります。
この役割に関しては、
普段の業務の中でも行っていることで
難しいことではないでしょう。
しかし、
問題なのは、2番の課題発見、
計画、実行、評価改善や3
番の健康経営に必要な知識習得
です。
私が行った、
健康経営アンケート調査結果では、
担当者は「他の業務との兼任が多い」
からです。
例えば、担当者の兼務業務で多いのが、
「総務」という役職です。
通常の総務業務、月初め月末の業務、
決まった時期にある業務など
社員数が限られている会社では
兼務する内容も多くなります。
そのうえ、
3番の「健康経営の知識習得」が
加わると時間がとても足りません。
働き方改革で就業時間の見直しが
迫られている中でこれ以上仕事を
増やすことは難しくなります。
では、どうすればいいのでしょうか?
私がお勧めしているのは、
業務内容が異なる人を3人担当者に
するということです。
3人担当者制がおすすめな訳
一つ目の理由は、
1人の社員に負担が集中するのを避ける。
二つ目の理由は、
業務内容が違う社員にすることで、
繁忙時期を重ならないようにする。
この3人担当者制を敷くことで、
一人の担当者ができないときに、
残り二名でカバーする。
という仕組みを作るということです。
そして、「三人寄れば文殊の知恵」
ということわざのように、
一人ですべて健康経営の知識を
習得しなくても3人で得意分野を学び
3人で一人分の知識を取得することが
できます。
健康経営の目的は、
生産性の向上です。
一人に負担をかけて、
一人の社員の生産性を下げるようでは
本末転倒です。
まとめると
「三人寄れば文殊の知恵」
文殊は知恵をつかさどる菩薩です。
凡人でも三人集まって相談すれば、
なんとかいい知恵が浮かぶものだ、
ということ。
担当者選びで悩んだときは、
業務内容が違う3人で取り組む
「3人担当者制」を取り入れてみましょう。
それでは、次回。