PDCAサイクルとは?
健康経営の取り組みで、
最初にぶち当たる壁が
「何からすればいいか分からない」
という悩みです。
その悩みを解消するために必要なのが、
「PDCA」です。
P=Plan:計画
D=Do:実行
C=Cheçk:評価
A=Action:改善
このサイクルを回すことで取り組みが進みます。
目標と目的がないPDCAサイクル
健康づくりの計画を立てて、実行する。
実行した結果の評価をして、
改善を加えて次の取り組みに
向けて計画を立てていく。
これが、PDCAサイクルですが、
ここで気をつけたいことが
「目標」と「目的」です。
目標は、「数値目標」です。
数値目標がなければ、
評価の際に判断することができません。
そして、目的は、
「数値目標を達成することで
何が得られるのか?」
ということになります。
数値目標はあっても目的がないことが多く、
いったい何のために取り組んでいるのか
わからなくなります。
PDCAサイクルを回すときは、
必ず「数値目標」と「目的」が必要になります。
PDCAサイクルの罠
PDCAサイクルで健康経営の
取り組みが進んでいくと、
いつの間にか「結果」に
とらわれるようになります。
例えば、喫煙者を40%から20%にする
という数値目標がありPDCAサイクルを回します。
30%までは順調に結果が表れても、
残りの10%が達成できない。
何故できない!どうすればいいんだ!
と悩みます。
結果が出ないことにイライラして、
心が乱れストレスが溜まります。
その結果、仕事の効率も下がり、
取り組みもうまくいかなくなるでしょう。
PDCAサイクルをしっかり回そうとすることが
目的となってしまうのがPDCAサイクルの罠です。
日々の気づきが大事
PDCAサイクルの罠にはまった時は、
日々の気づきを大事にしてください。
毎日、今日はどんな気分で仕事していたのか?
何回笑っただろうか?
と自分に向き合うようにすることで
心が落ち着きます。
喫煙者が減らないのは、
あなたのせいではありません。
社員一人一人の健康に対する意識です。
社員が喫煙を続けることが必要と
思っている間は、
どんな取り組みをしても変わりません。
あなたにできることは、
社員一人一人に「健康」とは何か?
この先、どんな生き方、
暮らし方をしたいか?
そんなことを考えさせる
「きっかけ」をつくることです。
あなたが、
イライラしては、健康経営の取り組みは
進みません。
心を落ち着かせるようにしましょう。
今日は、何回笑ったか?
思い出してみましょう。
それでは、次回。