テレワーク導入状況
デルテクノロジーズの
中小企業で働く社員を対象にした
インターネットによる調査結果によると、
2020年3月の導入率13%が
7月は36%をと増えています。
これは、コロナの影響を
皮切りにテレワークを
導入していることがうかがえます。
しかし、業種別では導入率に
差が出ています。
最も導入が進んでいる業種が、
「情報通信産業」、「金融業」、
進んでいない業種が「建設業」、
「製造業」という結果です。
テレワークに向かない社員
テレワーク導入の際に
気をつけたいことが、どんな社員にも
やらせていいのか?ということです。
とあるテレビを見ていると、
「新入社員が入社式もオンライン、
入社後もオンライン研修、
やっと新入社員同士が集まることが
できました」と答えていました。
オンライン上で顔を見るといっても、
相手がどんな人間かわからない状態です。
そんな関係性ができていない状態のまま
オンライン上で研修を続けていくことは、
コミュニケーション不足の問題に
つながります。
日本の会社はテレワークに向いていない
全ての会社が向いていないとは
思いません。初めからテレワークで
成り立つよう仕組みを作っている会社は
問題もないでしょう。
会社で顔を合わせて、
会話する中で信頼関係を築くように
自然となっている会社は、
テレワークが向いていません。
会社の状況に合わせてテレワーク化を
進めればいいのでしょうが、
オフィス代が節約できるから導入する
という考えだけでは、社員同士の
コミュニケーション不足で苦しむかも
しれません。
中小企業のテレワークと健康経営
最後に、テレワークの導入は働き方改革の
一環として大企業を中心に少しずつ進んで
いました。しかし、コロナをきっかけに
中小企業でも導入が進んでいます。
健康経営に取り組む企業の中には、
取り組みの一つとしてテレワーク導入も
考えられます。しかし、
社員にとってコミュニケーション不足に
つながり、過剰なストレスによる
働く意欲減退につながっているならば、
やり方を変えてみましょう。